http://ftblueftrain.hatenablog.com/entry/2019/02/21/074202
各誌で順位予想的なものが出されますが、その時に予想した評論家達がそのあとで予想を振り返り土下座する事はほぼありません。だから評論家の予想はある程度知ってる人やファンからすれば疑問が残る物になります。これで取る責任なんて殆ど無く、原稿料をもらえばそれでおしまいですから。まぁ当然です。競馬予想でこれをやったら、多分評論家の命は今ごろないです。
さて無責任なJ2予想ですが、一応は過去の予想を振り返ってみて「ここは合ってた」「ここは思ったのと違った」と語ってみたいと思います。そうするなら全然無責任じゃないって?いえ、日付が思いっきり無責任です。それなら去年のうちにやっておけよ、的な。
そして今年も、記事のネタ切れ防止のためやります。無責任ですが、この時期にあーでこないこーでもないと言いながらやる予想が一番楽しいのです。ちなみに相も変わらず、ヤサガラス様が匙を投げるレベルで今年も絶望しまくってます。
そんなこんなで始めていきます。
昇格予想
大宮・柏
大宮は昇格までは来ませんでした。戦力も揃い経験もある高木監督ではありますが1年目のチームではという事もあったのでしょうか。でも言わせてください。2位の横浜FCとは最終戦まで競っていた事を考えれば一歩変わっていれば昇格していたので事実上予想的中になりま……せんよね。
柏はやっぱり来ました。というかこの戦力で昇格出来なきゃ何を言われるかわかりません。序盤こそは苦しんだ場面もありましたし、途中も伸び悩んだ部分もありましたが終わってみれば貫禄の優勝。見事でした。もうJ2に来ないでください。
横浜FCはプレーオフ予想してたんですね、と自分でもびっくりしました。自分で自分の予想を忘れてどうするという突っ込みを受けそうですが、何故か忘れてました。序盤成績が悪かったので勝手に予想が外れたものだと見ていましたが逆の意味で外れました。若い選手が伸びた上に特別指定の選手でも当たりを引くのは予想外でした。
一方で横浜との市境と県境の向こう側、町田は大きく予想を裏切る結果に。大きくはないと予想した平戸の離脱が影響した点、また町田は良い年の次には成績が奮わない点を忘れていました。前の年に好成績を挙げたメンバーがいたとしても上手く回らない事もあるというJ2の難しさを体現する形となってしまいました。
徳島も横浜FCと同じで序盤はあれおかしいなぁもっと来ると思ってたのに、でしたが中盤以降調子を上げこの位置です。戦力がそれなりにあって監督も続けてるチームはJ2では強い、それを見せてくれました。
長崎は同じプレーオフ枠と予想しましたが、途中でブレーキがかかり中位に。監督一年目故の難しさもあったのかもしれません。途中補強の呉屋がだいぶはまりはしましたが。手倉森さんが少し時間のかかる人であったというのをもっと計算すれば良かったかもしれません。
甲府は予想通りのプレーオフ枠でした。ピーターウタカがいればこのくらいの成績には行くでしょうが、ただ他の監督が甲府を率いていたらもっと上もありえたかもとは思いました。
中位争い
東京V・山口・福岡・新潟・千葉・岡山・山形
東京Vは調子の良い時もあったのですが、予想した通りの位置で終わりました。外国人監督はやはり難しい所もありますね。はまれば強いのでしょうが。
山口は予想よりは若干下だったかな、という印象。チーム事情の為にメンバーを組み直しが多いというのは前年にそれなりの結果を出していた霜田さんでもきつかったかも。
福岡は予想よりも大きく下回りましたが、ある人の予想を見てここがびっくり降格枠もあり得そうだと感じた不安が的中しました。外国人監督のリスクの大きさを体感させられたシーズンでした。
新潟は外国人次第のチームと触れましたが、まさにその通りになりました。プレーオフにも届きそうで届かなかったのは前半のブレーキがあったからで、前半からもっとレオナルドが点を取れていればもう少し上もあったかも。
千葉は前のシーズン調子の悪かった監督をそのまま引き継いでいる不安がありましたが、その予想を下回ってしまった苦しい状況でした。監督交代がもう少し遅ければもっと大変になっていたかも。
岡山は躍進のシーズンに。こちらはどうなのかなと考えていた有馬監督が良かったようです。前線の選手の活躍は予想以上でした。2年目の有馬さんが楽しみですね。
山形は今振り返ってみれば監督が長く続けてやっているという化ける要素は見えなくは無かったのですが、それ以上に補強の顔ぶれの不安があっての予想でした。補強選手、特に途中から補強した選手が予想以上にチームにフィットした事が理由なのでしょう。良く戦ったとは思いますが、外国人選手がフィットしていると言いがたい中であるのを見るとこれが限界なのかなとも思います。
下位争い
京都・岐阜・水戸・愛媛
京都は中田さんの腕を過小評価したのが全てでした。いや、この手の自分の主張が強くピッチ外も話題のある監督がいい監督だったイメージがないので、中田さんがここまで出来る人だったのは予想外でした。
岐阜は予想を下回る結果に。もう少しチームが回るかな、と思いましたし、初戦の山形戦は悪くはなかったのでもしかしたら過小評価しすぎた?とも思ったのですが。戦力の少しきついチームで夢を求めてチームを育てる難しさにぶつかってしまったシーズンでした。
水戸については、過小評価という言葉以外の何物でもありませんでしたし、昨年もそこそこ成績が良く監督も続けていたのにこの成績に予想したのはただの見る目無しです。大変失礼いたしました。
愛媛は今振り返れば予想に近い位置にいたのではないでしょうか。チームの波はありましたがそれでも戦力を考えれば残留させられたというのは愛媛には大きいですね。
残留争い
鹿児島・琉球・栃木・金沢
今だからこそ言えるのですが、琉球と鹿児島はどちらも難しそうですが鹿児島の方が点の取れる選手がいそうな分残留の可能性は高いかなと踏んでいましたが、実際は逆の結果でした。情報の少ない昇格チームの予想は難しいものです。
栃木は降格もあり得るチームとは思っていましたし、実際点が取れずに苦しんで残り数試合の時点で5勝では、でしたがぎりぎりで残留しました。ある程度は守れたというのがプラスになったのかもしれません。
金沢も予想を外した好成績でした。柳下監督は新潟の時も磐田の時もある程度の年月が経つときつくなる傾向があると見ているのですが昨シーズンは大丈夫だったようです。J1とJ2の違いもあるのかもしれませんね。
そんな訳で、シーズン前の予想を振り返ったり振り返らなかったりした記事でした。勿論今シーズンも予想をするつもりではいるのでそちらもご覧いただければ幸いです。